外壁塗装、値切りすぎは失敗の元
2020.03.09
外壁塗装であるあるな失敗が、「なるだけ安く工事費を抑えよう」としすぎたための失敗です。
外壁塗装工事は約10年〜15年に一度の工事なので、「できる限り安く済ませたい」派と、「きちんとお金をかけて長持ちさせよう」派の2つに分かれます。だいたい失敗されるのは前者の「できる限り安く済ませたい」派の方です。その理由をご説明します。
相見積もりは確かに大事..だけど
複数業者に見積をとって相場感やその業者が提示する価格や内容が適正なものかを調べることは非常に大事なことです。
ですが必要以上にやりすぎるのは危険です。
「相見積もりをしていて、よそはもっと安いよ」
などと言って業者さんと値引き交渉をするのはあまりよくないです。
優良業者は適切な見積を出すので、それ以上の値引きをお願いすることは、相場より安く仕事を依頼することになるのです。
どこを削るか
家電品のような、出来上がってしまった商品を値引きするのと、工事費用を値引きするのは性質が全く違います。
足場代・塗料代・人件費など、お住いの大きさなどによって一軒一軒見積内容が異なる性質の外壁塗装工事のお見積を値切ろうとすると、工事内容を省くなどしないとできないのです。
必要以上に値切ると
必要以上に工事費を値切ると業者は以下のことを省く可能性があります。
- 足場を手抜きする
- 工期を短くして各所で手を抜く
- 高圧洗浄が雑になる
- 塗料が乾く前に次の工程へ進む
- 養生テープやシートを雑に貼る
- 確認作業がおろそかになる
- 塗料を薄めて使う
など、あらゆる面で雑になる可能性があります。
一邸一邸手でやっていく外壁塗装工事の必要以上の値切りは大失敗の元になります。
あと、家を建てた工務店など、専門業者以外に頼んでしまうことは、たとえ費用を適正に払っていたとしても、工務店やハウスメーカーはその下請けや孫請けなどに外注するので、結局工事をする業者への代金が減り、上記と似た現象が起こる可能性があります。
外壁塗装を依頼する際は、できる限り外壁塗装専門の業者に依頼するようにしましょう。