屋根塗装の寿命はどのくらい?
2019.09.28
はじめに
屋根は日々私たちの暮らしを守ってくれています。風雨や日光(紫外線や太陽熱)など様々な外的な要因から守ってくれる重要な部分です。
そのため、屋根についておろそかにすれば、家が傷み、私たちの生活の質も悪くなってしまいます。
まずは自分の家がどの屋根材を使っているか確認し、その特徴とメンテナンスの期間について見ていきましょう。
代表的な屋根材の張替え時期
屋根材の種類によって塗装の塗り替えのタイミングや寿命は違います。また、塗料や立地、気候などにもよって左右されるため一概に寿命について語るのは実際難しいです。
代表的な屋根材別に塗装塗り替えのタイミングや寿命の目安について紹介します。
粘土瓦
重量重く、価格も高いが、耐用年数が50年から100年とかなり長い。また、メンテナンスの必要もない。断熱性や防音性にも優れている。
セメント瓦
粘土瓦と比べると軽く地震に強い。施工後10年くらいで塗り替えの必要がある。経年により変色、脱色がおき、数年ごとにメンテナンスが必要。また、こまめに塗装しないと劣化が早まる。屋根材自体の寿命も30~40年ほど。
スレート
粘土瓦に比べると非常に軽く、価格が安く施工しやすい。平たいストレートは屋根地部分の通気性が悪く、木材の腐食や劣化を招く可能性がある。また、他の屋根材に比べ、コケやカビなどがつきやすい。ただ、価格が非常に安いため葺き替えする人も多い。施工後10年ほどで塗装の必要がある。屋根材自体の寿命も20~25年ほどと短い。
金属
鉄、アルミニウム、銅、ステンレスなどの素材があり、軽くて丈夫。防水性や不燃性、加工性が高いことなどメリットは多いです。ただし、傷がついたりするとすぐにサビが浮いてきます。また、断熱性や遮音性の効果が少ないなどのデメリットもあります。施工後10年くらいでの塗り替えが必要なケースが多い。ガルバリウム鋼板(代表的な金属の屋根材)の寿命は、30年~50年ほど。定期的にメンテナンスや塗装することで長く持たせることができます。
屋根材を考える上でのポイント
居住性と耐久性を見ましょう。
耐久性を重視しがちですが、長く住むことにもなりますので居住性もしっかりと考えておきましょう。
居住性・快適性 → 暑い・寒い、騒音(雨音など)
耐久性・持続性 → 劣化、色あせ、屋根板への影響など
耐久性 | 断熱性 | 防音性 | 初期コスト | 重量 | メンテナンス | |
粘土瓦 | 50~100年 | ◎ | ◎ | 高い | かなり重い | ほぼ不要 |
セメント瓦 | 30~40年 | 〇 | 〇 | 普通 | 重い | 10年ごとに塗装 |
スレート | 20~25年 | 〇 | 〇 | 安い | 軽い | 10年ごとに塗装 |
金属 | 30年~50年 | △ | △ | 安い | 軽い | 10年ごとに塗装 |
粘土瓦以外は定期的なメンテナンス(塗装)が必要になります。
メンテナンスをしないと、セメントは変色、劣化し、ストレート屋根はコケやカビだらけになり、金属屋根はさびていきます。
今回使用した表を見ると、粘土瓦が最も良いように見えますが実際にはデメリットもあります。
まず、価格が高いことです。瓦自体も高いのですが、施工には専門的な技術が必要になるので職人不足でコストアップすることがあります。
また、重量が重いので家への負担が大きく地震に弱くなることがあります(家によります)。屋根を瓦にすること前提に作られた家なら大丈夫でしょうが、そうでないなら瓦にリフォームするなどはおすすめできません。
まとめ
粘土瓦以外は定期的なメンテナンスが必要です。メンテナンスをしなければ、見た目だけでなく、機能性も落ち屋根板が腐れたり、雨漏りの原因になったりします。
自分の家の屋根を確認し、定期的にメンテナンスするようにしましょう。
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