それって悪徳業者かも・・・?悪徳業者の特徴5選【外壁塗装】
2019.03.24
「まさか悪徳業者になんか騙される訳がない!」そのように思われている方も多いのではないでしょうか。国民生活センターによると、2018年にリフォーム工事(塗装を含む)において寄せられた相談が4897件でした。相談があった件数なので被害はそれ以上だと考えてもおかしくないでしょう。
今回は外壁塗装において悪徳業者に騙されないよういくつか注意すべきことを説明していきます!
目次
そもそも悪徳業者ってどんな人たち?
悪徳業者は一般的に、施工相手のお客様から多額のお金を騙し取るといったことをします。
悪徳業者の5つの特徴
①突然営業をしてくる
悪徳業者の多くはいきなり訪問営業を行う傾向にあります。
さらに「恐怖心」や「緊急性」を煽ってくる業者は、”ほぼ悪徳業者”だと思っても良いでしょう。
外壁塗装などの場合、早急に施工しないと家が壊れてしまうということはまずありません。
いち早く注文を取り多額の請求をして音信不通になるのは悪徳業者の常套手段だと言えます。
いきなり訪問営業をしてくる業者には特に注意しましょう!
②工事費用が前払い
外壁塗装における料金の支払いは、一般的に施工完了後になります。
料金の前払いシステムによって、施工をせずに業者に逃げられたりするケースや
施工後に追加料金を取られたりするケースが出ています。
また前払いシステムにも、一部料金の前払いを申し出る会社などもあります。
前払いはお客様にとって全く利点がありません。決して応じないようにしましょう!
③自社製オリジナル塗料を勧めてくる
一般的に塗装会社が使う塗料は、大手のメーカーから塗料を買い寄せています。
大手メーカーは「日本ペイント」「関西ペイント」「エスケー化研」の3つが挙げられます。
大手メーカーが作る塗料を超える塗料を、普通の塗装会社が作ることは極めて困難です。
さらには、大手塗料メーカー製品の名前を変えて、自社制作の塗料と主張する業者もいます。
「オリジナル塗料だからお安くできます!」や「20年30年持ちます!」などといった営業文句に踊らされないようにしてください!
④最初の値段より大幅な値下げをしてくる
外壁塗装の工事には多くの経費がかかってきます。
「職人の人件費」「足場の代金」「塗料」「運搬費」「その他施工に必要な道具」など
これらの値段は家の大きさや、塗料の質によって変わってきますが、
50万円や半額などができるように見積もりは作ることができません。
もしそれができるのであれば、最初から塗装の値段を跳ね上げているケースが考えれらます。
ですので、大幅の値下げを提案してきたときは「経費のどの部分を削っているのか」など
十分気をつけて対応したほうが良いでしょう。
⑤モニター募集を呼びかける営業
まずモニターとは、 一般の消費者の中から選ばれて,意見や感想を述べる人のことです。
悪徳業者は「モニターキャンペーン」という言葉を使って近づいてくることがあります。
「お客様にはモニターになっていただきたく、そのためキャンペーンでお安くさせていただきます。」
などといった感じです。
基本的にモニターになるだけ費用がやすくなるということはありません。
また前述したように、費用が安くなるという事は工事の質を下げることになります。
「モニターを募集しているから」といった理由で安くしてくるセールスには十分お気をつけ下さい。
これらは手抜き外壁塗装3選!
①下地処理がおろそか
外壁塗装は塗装に移る前に、下地処理を行わなければなりません。
この下地処理がおろそかになってしまうと、せっかく新しい塗料を壁に塗ったものの塗膜がはげやすくなり、すぐにサビが出てきて劣化の速度を高めてしまいます。
これらサビや古い塗膜を落とす作業に「ケレン作業」と呼ばれる作業があります。
「ケレン作業」は下地処理には欠かせない作業工程ですので、「ケレン作業」の費用が見積もりにきちんと記されているか確認することが大事です。
②3回塗りを2回塗りにする
外壁塗装は基本的に3回塗りを行います。多い会社では4回塗る会社もあります。
多く塗れば塗膜は厚くなるので壁の劣化を長く防ぐことができるからです。
しかし悪徳業者の手口は、「塗料の値段」や「職人の人件費」を抑えるために
3回塗るべき所を2回塗りなどで終わらせてしまいます。
③塗料を必要以上に薄くする
塗料を薄めることで塗料の値段を抑えることができ、
さらに塗りやすくなることで職人の作業時間の短縮につながり人件費が浮かせることができます。
しかし塗料を薄めて使用することで、塗膜の耐久性がなくなり外壁が通常よりも早く傷んでしまいます。
悪徳業者に引っかからないために工夫すべき3点
①訪問営業を行う会社にはできるだけ頼まない。
前述しましたが、訪問営業を行う会社は基本的に怪しいと思ったほうがよろしいでしょう。
中には真っ当にお仕事をされている会社の方々もいます。
その際には「恐怖」や「緊急性」を必要以上に推してくるかを判断し、
もしそうであればきっぱり断った方がよろしいでしょう。
②地元で長く続いている会社に依頼する。
地元で長く会社を営んでいるということは、地元の人々から長く親しまれている会社であると判断できます。悪徳業者のあるあるとして、「すぐに会社を潰す。」「すぐに会社の名前を変える。」などが挙げられるので、どれだけその会社が長く続いているかは判断基準として持っておくべきです。
③相見積もりを取る。
相見積もりとは、見積もりを複数出してもらうことです。そうすることで、施工におけるそれぞれ作業料金の基準などを認識することができます。特に初めて外壁塗装を頼もうとする場合は相見積もりを取って、少しでも事前に勉強しておくことが望ましいでしょう。
まとめ
まず、いきなり訪問営業に来られた場合は慎重に対応しましょう。
外壁塗装は明日明後日に早急に対応しないといけない施工ではありません。
「恐怖心」や「緊急性」を煽ってくる場合は、すぐ断った方が良いでしょう。
さらに手抜き工事を防ぐために相見積もりを取ったり、
見積もりの段階できちんと話し合いながら進めましょう。
また地元で長く続く会社などを事前にリサーチしてから依頼しましょう。
悪徳業者あるあるの動画もあります!
こっちは外壁塗装ではないですが、悪徳業者について解説しています。