【徹底解説】プロが教える塗装のサインの見抜き方!
2019.02.24
実は知っているようで知られていないお家の塗装のタイミング。「壁が汚れてきたな。」「家の壁の色が落ちてきたな。」など思うことはございませんか。しかしながら塗装のサインはこれらだけではなかったのです。今回は、家が助けを求めている塗装のサインについてご紹介いたします。
目次
そもそも塗装は必要なのか。
結論から言うと必要です。特にこれからも長くお家に住まれる方は必要不可欠と言っても過言ではありません。あまり知られていませんが、実は塗装の効果には外観をよくするだけでなく、お家を守る役割を果たしています。
塗装の効果
①外観の美しさ
塗装を行うことで外観が美しくなります。
また外壁の色を変えることでいつもと違ったお家の雰囲気を味わうことができます。
さらにマンションやアパートなどでは、資産価値の向上にも繋がるメリットがあります。
②保護性能
家は様々な自然環境から大きなダメージを受けていきます。
雨風や太陽光による紫外線、また地震による揺れなどです。
これらの自然環境から建物を保護するためには塗膜が必要なのです。
③防水
外壁塗装を行う前に、まず外壁や屋根を含めた点検を行います。
外壁や屋根のひび割れまたコーキングの劣化部位を見つけ補修作業も行います。
それらを放置すると雨水が侵入したり雨漏れの原因となってしまうのです。
④劣化の防止
前述した雨水の侵入などで建物の木部が腐ったり鉄部がサビたりします。
そうなってしまうと家は一気に劣化の進行を早め、長く住めない家になってしまいます。
そうなる前に塗膜をはり家の劣化を防がなければなりません。
塗装のサインの見抜き方!
これまで「塗装の必要性」や「塗装による効果」などについて触れてきました。
では塗装のサインはどのようにして見抜けば良いのでしょうか。
実際に業者の方に頼んで診断してもらうことが一番オススメなのですが、診断費用を取られたり大げさに塗装をオススメされるケースもあります。
そこで今回は「実際にプロの業者が行う診断方法」で
自宅の塗装サインを見抜く方法をお伝えしていきます。
①外壁の色あせ
早急に塗装を行う必要性は高くないですが、塗膜の劣化の進行を早めるサインなので塗装の準備をしておいた方が良いと言えます。
②チョーキング現象
壁を触れた際に白い粉が手に付着することを「チョーキング現象」と言います。
チョーキング現象の発生は、主に自然環境による影響が大きいとされています。
これは塗装の表面が劣化している状態のため、放置すると壁のひび割れやカビの発生に繋がります。
③コーキングの劣化
外壁にシーリングが打ち込まれている部位があります。
そのシーリングが縦にひび割れしているとシーリングの「増し打ち」や「打ち替え」を行わなけばなりません。このサインが現れると早急に外壁塗装を行った方が良いでしょう。
④外壁のひび割れ
外壁のひび割れの基準として0.3mmが基準とされます。
0.3mm以下のひび割れはヘアークラックといい、0.3mm以上のひび割れは構造クラックと言います。
自宅に構造クラックがある場合、雨水の侵入による木部の腐食やカビの発生につながります。
早急にメンテナンスが必要とされます。
まとめ
外壁塗装は外観をよくするためだけでなく、保護性能を高める役割を果たします。
外壁塗装のサインは、「外壁の色あせ」「チョーキング現象」「コーキングの劣化」「外壁のひび割れ」などがあげられます。
皆さんも外壁塗装のサインを見逃さないようにしましょう。
参考動画
チョーキング現象〜動画〜
外壁コーキング〜動画〜