効率的な施工が実現するドローン屋根点検のススメ
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戸建て住宅の屋根塗装や外壁塗装を検討中の方にとって、最も大きな課題のひとつは「屋根の状態が見えないこと」です。外壁なら目視で劣化が確認できますが、屋根は高所にあり、なかなか状態を確認することができません。
「見えない場所を塗装すると言われても、本当に必要なのか不安…」
このような不安を抱えるお客様は、私たち塗装会社にとって少なくありません。そこで今、急速に注目を集めているのが、ドローンを活用した屋根点検です。
この記事では、「屋根塗装 ドローン」のキーワードで検索する方の悩みや疑問を徹底的に解決すべく、ドローン点検の基礎から導入のメリット、費用の相場、さらには導入事例までを網羅的に紹介します。
目次
1.効率的なドローン屋根点検のメリット
1-1 ドローンによる屋根点検の基本
ドローン点検とは、高性能なカメラ付きドローンを使って屋根全体の状態を空撮・記録する調査手法です。赤外線カメラやズーム機能を搭載した機体もあり、細かなヒビ割れや雨漏りの兆候を捉えることができます。
たとえば、私たちの現場では、築20年を過ぎた木造住宅でドローン点検を実施したところ、瓦の一部がズレており、さらに棟の板金部分の浮きが見つかりました。こうした劣化は、地上からの目視では絶対に発見できないものです。
ドローン点検の流れはとてもシンプルです。
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操作員が地上からドローンを遠隔操作
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屋根全体を空撮(所要時間:約10〜15分)
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撮影データをモニターで確認・録画保存
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劣化箇所を特定し、点検報告書を作成
このように、作業時間が短く、安全かつ正確に屋根の状態を把握できる点が、ドローン点検の最大の魅力です。
1-2 従来の屋根点検との違い
では、ドローン点検と従来の目視点検では、何がどのように異なるのでしょうか?
【従来の点検方法】
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はしごや足場を使用し、作業員が屋根に登る
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高所作業により落下や事故のリスクあり
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点検箇所に制限があり、死角が生まれる
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点検にかかる時間は30分~1時間程度
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天候や屋根勾配により作業ができない場合も
【ドローン点検】
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地上からドローンを操作、屋根には一切触れない
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全体像と細部を空撮で一括把握、死角なし
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点検時間は平均10~15分と効率的
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天候が良ければ即日対応が可能
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撮影画像をもとに正確な報告書が作成できる
筆者が以前対応したあるケースでは、雨漏りが疑われていた住宅で、屋根材のズレを人が登って調べるには足場の設置が必要でした。ところが、ドローンを使うことで足場なしで即日点検・原因特定が可能になり、結果的にお客様のコストも時間も大幅に節約されました。
1-3 ドローン屋根点検の料金と相場
ドローン点検の料金は、業者や地域によって多少異なりますが、一般的な価格帯は1万5,000円〜3万円です。内訳としては、ドローンの操作費・報告書作成費・写真データ提供費などが含まれます。
ただし、弊社のように塗装工事を前提とした見積もり依頼をされるお客様には、無料でドローン点検を実施しているケースも多くあります。
また、最近ではスマートフォン連動型の小型ドローンを用いた簡易点検サービス(8,000円前後)を提供する業者も増えており、ニーズに応じた価格帯が形成されています。
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2.屋根点検の重要性と診断方法
屋根は目に見えない分だけ、劣化が進んでも気づきにくい箇所です。そこで近年注目されているのが「屋根塗装 ドローン」による点検です。
2-1 屋根の劣化を早期に発見する理由
屋根材の劣化は、放置すればするほど深刻なトラブルに発展する可能性があります。雨漏りの発生、断熱効果の低下、さらには建物内部の柱や梁などの構造体への損傷など、想定以上の修繕が必要になるケースも珍しくありません。特に日本は四季があり、台風・大雨・積雪といった屋根に負担をかける自然現象が頻繁に起こります。そのため、築10年を過ぎた戸建て住宅では、少なくとも5年に一度の屋根点検が推奨されます。
屋根塗装を計画する場合、事前に屋根の劣化状況を正確に把握することが非常に重要です。劣化の進行度合いや補修の必要性を見極めることで、不要な施工を省き、費用の最適化が可能になります。仮に破損していない箇所まで無理に塗装すると、無駄な支出が発生するだけでなく、素材の寿命を逆に縮める結果にもなりかねません。
筆者が対応した築15年の住宅では、ドローン点検によって目視では確認できなかった瓦のズレや棟板金の浮き、漆喰の欠損が判明しました。点検にかかった時間はわずか15分程度。空撮画像を施主様と一緒に確認し、即座に修繕の必要性を共有できたことで、その場で工事の提案と見積もりを提示できました。このように、「屋根塗装 ドローン」点検は、スピードと精度を兼ね備えた次世代の診断方法です。
2-2 必要な調査項目とその方法
屋根の状態を正確に診断するためには、調査項目を明確にし、それぞれを適切な方法で確認する必要があります。具体的には以下の6項目です。
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屋根材の破損や欠落:スレート屋根ではひび割れや欠損が発生しやすく、金属屋根ではサビや変形が見られます。
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棟板金の浮き・サビ:棟板金が風雨で緩むと、雨漏りの原因になります。
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漆喰の剥がれ:瓦屋根の下地を支える漆喰が崩れると、瓦がズレてしまいます。
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雨樋の詰まりや変形:落ち葉や土がたまると排水不良になり、外壁や基礎部分を痛めます。
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コケ・カビ・藻の繁殖:屋根材の表面に微生物が付着すると、美観を損ねるだけでなく劣化が進行します。
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雨漏りリスクの有無:目に見えない雨水の侵入経路を、赤外線カメラなどで探知することが重要です。
これらの調査を従来の方法で行うには、職人がはしごや足場を使って屋根に登る必要があり、時間も費用もかかります。しかし、ドローンを使えば高精細カメラでの俯瞰撮影やズーム撮影が可能なため、安全かつ効率的に屋根全体を確認できます。
弊社の現場では、1軒あたり平均20分程度で点検が完了します。使用するドローンは、4Kカメラと赤外線カメラを搭載しており、静止画と動画の両方で撮影が可能です。撮影後はその場でタブレットに画像を表示し、施主様に劣化箇所をリアルタイムで確認していただける体制を整えています。これにより、曖昧な診断ではなく「根拠のある提案」ができ、信頼性の高い屋根塗装計画へとつながります。
2-3 点検のトラブルとその解決策
従来の屋根点検では、多くのトラブルがつきものでした。たとえば、職人が屋根に上がる際には必ずリスクが伴います。最も深刻なのが高所作業による転落事故です。厚生労働省の統計によれば、住宅工事現場での墜落・転落事故は建設業全体の3割以上を占めており、安全対策の強化が求められています。
さらに、屋根に上がるためには足場の設置が必要になる場合があり、それだけで5万円〜10万円程度の追加費用が発生することもあります。また、点検中に瓦を破損させてしまうトラブルも報告されています。これらの問題は、すべて施主様の負担となってしまいます。
このようなリスクを根本的に解消できるのが、ドローンによる屋根点検です。ドローンなら点検員が屋根に登る必要がないため、転落事故のリスクはゼロです。しかも足場を組まずに撮影ができるため、コスト面でもメリットがあります。
実際に筆者が対応した案件では、傾斜の強い屋根の住宅で「通常の点検は不可能」と判断された現場がありました。しかし、ドローンを使うことで、安全・迅速・高精度に屋根全体を調査できました。撮影した画像には、棟板金の一部が風でめくれかけている様子や、カビの繁殖範囲がはっきりと写っており、施主様も驚いていました。
このように、ドローン点検はトラブルを回避し、施主様に安心と納得を提供できる革新的な方法なのです。
3.施行後のメンテナンスと保証
3-1 施工後の点検とアフターサービス
屋根塗装が完了した瞬間が、家のメンテナンスの「終わり」ではなく、「新たなスタート」であることを忘れてはならない。特に戸建て住宅の屋根は、日常的に直射日光や風雨、さらには季節ごとの寒暖差にさらされ続けている。こうした自然環境によるダメージは、時間の経過とともにじわじわと現れ、塗膜の劣化やシーリング材のひび割れといった症状として顕在化する。
そのため、信頼できる施工業者は塗装完了後1年・3年・5年という節目ごとに定期点検を実施してくれる。これは単なる点検ではなく、施工の品質保証ともいえる重要な工程であり、塗装の状態を正確に把握することで、早期の補修対応が可能になる。
たとえば、あるお客様の事例では、施工後3年目の定期点検時にシーリング部分に細かなひび割れが見つかった。この劣化は当初の施工では見られなかったものであり、自然劣化と見られる症状であった。しかし、その業者は事前に「自然劣化に対しても保証対応あり」と説明していたため、すぐに無償で補修作業が行われたという。
また、最近ではドローンによる点検をアフターサービスに取り入れる業者も増えている。ドローンは屋根の劣化状況を高解像度の写真や動画で記録できるため、屋根に直接登ることなく、安全かつ迅速な点検が実現する。業者によっては、AI解析機能を活用し、ひび割れやコケの繁殖具合まで自動で診断してくれるため、顧客側の安心感も高まる。
こうしたアフターサービスの充実度は、業者選びの決定的な判断基準のひとつとなる。
3-2 補修やトラブルに対する保証内容
屋根塗装のように高額で、かつ住宅の耐久性に直結する工事では、保証内容の明確さと充実度が非常に重要だ。塗料の選定や下地処理、施工技術の差によって、塗装の耐用年数や保証範囲には大きな違いが生まれる。
現在、多くの優良業者では5年〜10年間の保証期間を設定しており、特にフッ素系や無機系といった耐久性の高い塗料を選んだ場合、最長で15年保証を付けている業者も存在する。ただし、保証が長ければよいというわけではない。重要なのは、その保証の中身である。
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塗膜の剥がれや退色に対して保証があるか?
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自然災害による破損に対応するか?
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シーリングや雨どいなど周辺部材の劣化も保証の対象になるか?
これらの項目がしっかりと明記されていることが信頼性の証となる。
さらに近年では、保証書の電子データ化を導入する業者が増加している。従来は紙ベースの保証書が一般的だったが、スマートフォンやパソコンでいつでも閲覧できる保証書PDFを提供することで、いざという時の再発行対応や保証範囲の確認がスムーズになる。また、電子データとして施工写真を一緒に保存しておけば、トラブル発生時の証拠としても機能する。
3-3 業者との契約時の注意点
屋根塗装工事における契約は、「施工内容」「点検方法」「保証内容」の3点が柱となる。見積金額が安いからといってすぐに契約を進めてしまうのは危険である。特に、ドローンによる点検が含まれているかどうかは重要なチェックポイントだ。
契約時には、以下のような具体的な質問を業者に行うことをおすすめする:
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点検は目視のみか、それともドローンを使用するのか?
ドローン使用の場合、撮影データの提供有無や、記録の保存形式についても確認しておくと良い。 -
点検結果は写真付きのレポートで受け取れるか?
写真付きで施工前・施工後を比較できるレポートは、透明性の高い施工の証拠となる。 -
定期点検は何年間、どのタイミングで実施されるのか?
一度きりではなく、複数回の定期点検を実施してくれるかは、施工後の安心感に直結する。
また、見積書の中で「足場設置費用」「高圧洗浄」「下塗り・中塗り・上塗りの3工程」「ドローン点検」など、すべての作業工程が明記されているかも重要だ。記載がない項目については、必ず口頭で補足を求め、可能であれば書面に追記してもらうことで、契約トラブルを未然に防げる。
筆者が過去に契約を進めた際も、ドローン点検についてしっかり説明があった業者に決めた結果、施工内容に対する納得感が格段に違った。工事完了後も定期的な点検連絡をくれるため、信頼関係が長く続いている。
まとめ
ドローン点検で「見えない屋根」を「見える化」する時代へ
戸建て住宅における屋根塗装は、建物の寿命を大きく左右する重要な工事のひとつです。にもかかわらず、屋根という構造上の特性から「自分では状態が確認できない」「本当に今塗装が必要なのか判断できない」という悩みを抱える方が非常に多いのが現実です。
そこで今、急速に導入が進んでいるのがドローンを活用した屋根点検です。これまで専門業者しか見ることができなかった高所の劣化箇所を、誰でも「映像」として目で見て確認できる時代になりました。
ドローン屋根点検の最大の特長は、高精度な点検を短時間かつ安全に実施できることです。従来は足場の設置や危険を伴う高所作業が必要だった点検作業が、ドローンの登場によって大きく変わりました。操縦者が地上から操作し、建物の全体像を上空から撮影することで、瓦のズレ・屋根材の浮き・コーキングの劣化・棟板金の破損など、あらゆる不具合を**ピンポイントで「見える化」**することができます。
しかも、点検時間は10〜15分と短時間で済み、天候が良ければ即日対応も可能。点検中の写真や動画はその場で確認できるため、業者の説明にも納得感が生まれ、「見積書の根拠がわからない」といった不安も解消されやすくなります。
筆者がこれまで担当してきた現場でも、「ドローンでここまで細かく確認できるとは思わなかった」「屋根に登らなくても、こんなに綺麗に映るんですね!」と、多くのお客様から驚きと感動の声をいただいてきました。
特に、雨漏りや経年劣化が気になるけれど、「点検をお願いするのはちょっと不安…」「費用がかかりそうで躊躇してしまう…」とお悩みの方には、まずはドローン点検の無料サービスを活用することをおすすめします。
私たちのように、屋根塗装の見積もりとセットでドローン点検を無料提供している塗装会社も増えていますので、賢く使えば費用を抑えつつ、安心・納得の塗装工事を実現できます。
ドローン点検は、もはや特別なサービスではありません。今後の屋根塗装においては、「見えない場所を見えるようにする」ことが施工の常識になると私たちは確信しています。
塗るばいでは、佐賀でお客様にピッタリの塗装プランを提案しています。佐賀の外壁塗装、屋根塗装、防水工事は塗るばいにお任せください!!
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