雨漏りの応急処置と原因となる場所の見つけ方
2024.06.27
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はじめに
佐賀県佐賀市の外壁塗装・雨漏り修理専門店塗るばいです。
今回は雨漏りの応急処置方法と原因となる場所の見つけ方を紹介します。
雨漏りをしていることに気づいても、業者を呼んで雨漏り修理をお願いする暇がなかったり、業者がすぐに対応できなかったりすることもあると思います。
そんな時に、自分でできる応急処置方法と雨漏りの原因となっている箇所を見つける方法を紹介していきたいと思います。
雨漏りが発生する原因
まずはなぜ雨漏りが発生するのか、雨漏りの原因としてよくあるものを3つ紹介します。
1.建物の劣化による雨漏り
最もよくあるものは建物自体が劣化することにより、屋根や外壁などの防水効果が低下して雨水の侵入を防ぐことができなくなり、雨漏りとなるケースです。雨漏りが起こってしまったら、修理が必要なのはもちろんですが、建物の劣化が進んでいる場合は、一緒に塗装工事などを行い、建物自体のメンテナンスも行うことがおすすめです。
2.自然災害や環境の影響による雨漏り
日本は自然災害が多い国です。特に雨漏りの原因になりやすい自然災害の代表としては、台風が挙げられます。なぜ台風で雨漏りが起こりやすいかというと、強い風によって屋根の瓦がずれたり、瓦にものが飛んできてぶつかることで瓦が割れてしまったりするからです。屋根以外でも、雨樋の破損や外壁のずれなどによる雨漏りが起こることもあります。
3.施工不良による雨漏り
実は施工不良が雨漏りの原因になっている場合もあります。排水に必要な穴を埋めてしまったり、水の侵入を塞げていなかったりすることで雨漏りが発生することがあります。
よくある雨漏りとの勘違いに注意
雨漏りと思っていたら、実は雨漏りではない場合もあります。雨漏りと勘違いしやすいのは「水道管や排水管の破損・水漏れ」「結露」です。
雨が降っていないのに雨漏りが起きている気がする。水道代がなぜか上がっている。このような時は水道管の破損・水漏れの可能性があります。
また、サッシ周りからの雨漏りだと思ったら結露だったということもあります。サッシ周り全体に水がついている場合は結露の可能性が高いです。結露の場合は、換気を行うようにすることで多少改善することが可能ですので、換気を多めにしてみてください。
雨漏りの応急処置に関して
雨漏りが起きたら、修理を業者に頼んで工事を行うまで、応急処置で対処することが必要です。応急処置の方法について紹介します。
1.ビニールシートで覆う
雨漏りの原因となっていそうな屋根の広範囲をビニールシートで覆うことで応急処置する方法です。こちらは屋根に登っての対処が必要になり、その際瓦が濡れていると滑りやすくなるため、瓦が濡れていないタイミングで行う必要があります。またビニールシートが飛ばされないようにするために、土嚢など重たくて屋根の傾斜で転がらないもので固定しましょう。
あくまでも応急処置になるため、長期間そのままにせず、できるだけ早く業者を呼んで点検・修理してもらうようにしましょう。
2.バケツなどで水を受ける
雨漏りで水が床などに落ちるのを防ぐための対策として、バケツを置くのは非常に効果的です。床や家電、家具などに水が落ちると、家電が壊れたり、水が染み込み木が傷んだりしてしまいます。このようなことを防ぐためにも必ずバケツで水を受けましょう。また、バケツで水を受ける際には水が跳ねてしまうため、バケツの下にタオルやビニールシートなどを引いておくと水の跳ねにも対処できるのでおすすめです。
3.市販の防水テープを使う
雨漏りの場所が特定できている場合に関しては、市販の防水テープやコーキング剤で補修することができます。しかし、雨漏りの場所が特定できていない場合は、こちらの処置を予測で行うことは基本的にしないほうが良いです。その理由は、水の流れを変えてしまうことで逆に雨漏りの原因になる可能性があるからです。
あくまでも応急処置として行い、業者に点検・修理をしてもらうようにしましょう。
応急処置の注意事項
応急処置をする際には特に気をつけてほしいことが3つあります。
1つ目は、安全に気をつけて応急処置を行うことです。
特に応急処置をするために屋根に登る際などは、特に瓦は濡れていると滑りやすいので、雨が降っている最中には行わないようにしましょう。
2つ目は、雨漏り箇所がわからないのにテープやコーキング剤で色々な箇所に手を加えることです。
こちらは水の流れを変えてしまうことが逆に雨漏りの原因になるためです。特に排水に必要な場所を埋めてしまうことで、さらに別の箇所から雨漏りが起こることが考えられます。
3つ目は、補修をするために釘を打ったり、ロープなどを結んで固定することは避けることです。
特に釘などで穴をあけることは避けましょう。釘で穴をあけるともちろんそこから雨水が侵入することも考えられます。確実に穴をあけていい場所だと言い切れない場合は、そのようなことは避けましょう。またロープなどで無理やり固定することも、建物自体を歪ませる可能性があるため、避けるようにしましょう。
雨漏りの原因となる代表的な場所
雨漏りをしている箇所を見つけるには雨漏りの原因となりそうな場所を把握する必要があります。まずは雨漏りの原因となりやすい場所を紹介していきますので、雨漏りをしている箇所に近いものからぜひ、確認してみてください。
1.屋根
瓦の割れ、瓦のずれ、漆喰の崩れなどから雨漏りが起こることはかなり多いです。自分で確認することが難しい場所ですので、業者に確認と修理をお願いすることがおすすめです。もし自分で確認と作業ができる場合は、割れている瓦を予備瓦に交換することやずれている瓦を綺麗にはめ直すことで雨漏りを改善できる可能性はあります。
2.ベランダ
ベランダからの雨漏りは、ベランダのヒビから雨漏りが侵入することが多いです。またコーキングが劣化している場合はコーキング部分からの水の侵入も考えられます。また、ベランダの排水溝が詰まり、水の流れが悪くなることでヒビなどからの雨水の侵入が多くなることで雨漏りに繋がるケースが多いので、詰まりを改善できそうであれば改善しましょう。ベランダからの雨漏りを自分で完全に対処することは難しいため、早めに業者に調査と修理を依頼することがおすすめです。
3.サッシ周り
サッシ周りのコーキングが劣化することで隙間ができたりするとそこから雨水が入り込み、雨漏りの原因となる場合があります。このようなことを避けるために防水シートが貼られてはいるのですが、施工不良や経年劣化によってサッシの外枠と防水シートの間に隙間ができたり穴があいたりしていると雨水が侵入し雨漏りとなります。
また天窓がある場合は、天窓のサッシ周りから雨水が侵入し、雨漏りとなるケースは非常に多いです。
サッシ周りのコーキングに隙間ができている場合はそこに防水シールを貼ったり、コーキングを上から打ったりすることで応急処置はできますが、業者に確認してもらうことがおすすめです。
4.外壁
外壁にクラックと呼ばれるヒビがある場合、ヒビから雨水が入ることで雨漏りとなるケースもあります。また、外壁に使われているコーキング(目地部分)の劣化によって隙間があき、そこからの雨水の侵入することで雨漏りとなるケースもあります。これらのケースはかなり放置しないと起こりにくいものではありますが、可能性はゼロではありません。
外壁からの雨漏りは業者に頼んで補修することを強くお勧めします。
5.その他
そのほかにも雨漏りの原因となる可能性があるものはたくさんあります。例えば、雨樋の詰まりや破損、破風鼻隠しからの水の侵入などです。
雨漏りの原因を特定することは場合によっては業者でも簡単に見つけられないこともあるくらい難しいことです。
雨漏りをしたら、雨水で家が傷まないように早めに業者に相談して、対策をしましょう。
雨漏りの原因を見つける方法
雨漏りの原因を見つける方法として代表的な方法は、散水調査と言われる水をかけて雨漏りの箇所を特定するものです。シンプルですが、雨漏りの原因を見つけるのに非常に効果的な方法です。
散水調査とは
散水調査とは、雨漏りの疑いがある箇所に対して水をかけることで、雨漏りをしていないか確認する方法です。雨が降っている時は家全体に水が流れているため、どこから水が侵入しているかを確認することは非常に困難です。そこで、雨漏りの可能性がある場所1箇所に対してのみ水をかけることで、その箇所が雨漏りの原因となっているかを確認することができます。
自分で散水調査をする場合
もし雨漏りの原因となっていそうな場所を予測でき、ご自分で散水調査をする場合は、次の点に気をつけながら行ってください。
1.安全を最優先する
屋根に登る場合などは特に落ちることがないように十分に気をつけて行いましょう。
2.下側から順に水を流す
雨漏りの可能性として考えられる箇所が数箇所ある場合、下のものから水を流し、確認しましょう。上の箇所から水を流すと、下の箇所にも水が流れ込み、雨漏りの原因となっている場所を勘違いする可能性が出てきます。
3.水を流す強さと時間
水を流す場合は、雨水と同じような再現をする必要があります。高圧洗浄機などで高圧力で水を当てると雨水では問題ない箇所から水が侵入することがあります。シャワーくらいの強さで十分ですので、強い水圧で水を流さないようにしましょう。
また水を流す時間に関しては、一箇所に対して10〜30分ほどが目安です。短すぎると雨漏りの原因となる箇所なのに、気付けないこともあります。逆に長すぎると、軒裏などに水が溜まりすぎて家を痛める可能性があります。適切な時間で行いましょう。
雨漏りは業者に頼むのがおすすめです
雨漏りは業者でも雨漏りの箇所を特定するのが困難なこともあるくらい、難しい工事になります。そのため、ご自分で完全に修理することは、どうしても難しいと思います。
また雨漏りを放置していると、家に雨水が入り、家自体が傷んでしまいます。そのようなことを防ぐためにも、早く雨漏り修理を行いましょう。
もし佐賀県佐賀市周辺で雨漏り修理の業者を探している場合は、ぜひ弊社(外壁塗装雨漏り修理専門店塗るばい)にご相談ください。
弊社は佐賀市で50年塗装工事・雨漏り修理を行っています。ご相談・お見積もりは無料ですので、お気軽にご相談ください。